
お歳暮は日ごろお世話になっている人に、一年の終りにお礼として贈る品物のことです。夏の挨拶であるお中元と同じように、お世話になっているお礼とこれからもよろしくという気持ちを伝える習慣として、江戸時代頃からおこなわれてきました。商売をしていた商人たちの間で始まったことから、仕事関係の相手に贈ることが多いのが特徴です。時代が変わった今でも、お世話になった上司や取引先の方に贈ることが多いでしょう。
しかし近年では仕事関係のみならず、日ごろお世話になっている親類や友人・知人に贈ることも増えてきています。真夏に贈るお中元は、季節に合わせて冷たいデザートや飲み物・フルーツなどが多く贈られていますが、年末の冬に贈るお歳暮は、お正月に沢山の人が集まったときに役立てられるようなハム・ソーセージなどの日持ちのする食べ物やビールやソフトドリンク・お酒などの飲み物、さらには野菜や魚介類などのセットも人気があります。最近では洋菓子や各地の人気ご当地グルメなどもよく選ばれています。またお歳暮の品の金額は大体3千円から5千円くらいが一般的です。
そんなお歳暮を贈る時期は一般的年末ですが、その時期は地域によって若干の違いがあります。東日本では11月の終わりごろから12月の20日前後までの間に贈るのが一般的です。しかし西日本では11月に贈ることは一般的ではありません。大抵の場合は、お歳暮を12月の10日過ぎから20日頃までに贈ります。
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